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意外と多い 5月の紫外線  (2006/5/ 1)

五月晴れ イメージ

新緑の季節、太陽の光が透けてみえる若葉を見ると、爽快な気分になります。

本当の「五月晴れ」は梅雨の間の晴天

最近ではこの時期の晴天を「五月晴れ」と呼ぶことがありますが、本来は6月の梅雨の間に見える晴れ間のこと。陰暦5月は現在の6月にあたるので、"五月雨月(さみだれづき)"と呼ばれるのも納得できます。

本来の言葉の意味とは違うのですが、5月の澄んだ空気と青空は「五月晴れ」というフレーズに合っているような気もします。やはり時代とともに言葉も変化するものですね。

紫外線とは

さわやかな5月の晴天は気持ちの良いものですが、紫外線が多い時期でもあります。

太陽光に含まれる光成分は"可視光線""赤外線""紫外線"に分類されます。目で見ることができる可視光線の波長は400nmから760nm。それよりも波長が長いものを赤外線、短いものを紫外線と呼びます。

紫外線の中でも、波長の長さによってさらに分類されています。

可視光線と不可視光線(紫外線・赤外線)
UV-A(長波長321~400nm)
太陽光紫外線のほとんどを占めます。UV-Aによる日焼けの特徴は、それほど皮膚が赤くならず、後に黒い色素の沈着が起こる点。シミやシワの原因になるとされます。
UV-B(中波長291~320nm)
UV-Bによる日焼けの特徴は、直後から赤くなり、皮がはがれたりする点。皮膚がんの原因となるとされています。
UV-C(短波長290nm以下)
オゾン層によって吸収されるので、基本的には地表には届いてこないとされている。殺菌灯はUV-Cを人工的に作り出したもの。

紫外線と聞くと、真っ先に思いつくのがやっぱり"日焼け"。
母子手帳から「日光浴」というフレーズが消えてから年月が経ちましたが、オゾン層破壊などの環境変化により、紫外線被害が拡大していることは事実です。
オーストラリアでは、3人に2人が皮膚がんにかかると言われており、親が子供に日焼け止めを塗ることが法律で定められているほど深刻な問題なのです。
現在の日本ではそこまで意識は高まっていませんが、これからもっと紫外線に対する注意が必要なのかも知れません。

目に対する影響は?

長時間にわたって紫外線を目に浴びた場合、角膜に炎症を起こすといわれています。雪の照り返しなどで起こる"雪目"などがわかり易い例です。
さらに長い年月をかけて紫外線を目に浴び続けていると、白内障になりやすくなるといわれています。また、加齢黄斑変性も紫外線の影響を受けていると考えられています。

黄斑部(感度の良い視神経が沢山集まっている網膜の中心部分)は、黄色い色素(ルテイン)によって、青色系の有害な光(紫外線など)から大切な部分を守る役割をしています。
その他、白内障手術で取り除いた水晶体のかわりに挿入する眼内レンズ(IOL)も、UVカットがほとんどだそうです。

肌だけではなく、目の保護も忘れずに

5月の爽やかな晴天の日に、GWは屋外で過ごす人もきっと多いことでしょう。
紫外線の強いこの季節、肌だけではなく、UVカットのサングラスをかけるなど、目の保護も心がけましょう。

サングラスをかけると暗く見えるので、たくさんの光を取り入れようとして瞳孔が開きます。そのため、UVカットではない普通のサングラスだと紫外線対策には逆効果になるので注意してください。

 

(2006.05.01)

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