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プール熱(咽頭結膜熱) 2006年は大流行の予感!? (2006/7/ 1)

毎年、6月ごろから増加しはじめ、7~8月にピークを迎えるプール熱。
ここ10年で大流行したのは2004年。今年はその2004年を上回るペースでプール熱が発生しており、香川県の幼稚園など複数の教育機関では学級閉鎖にもなっているようです。
国立感染症研究所(http://www.nih.go.jp/niid/)による発表では、夏にかけて大流行の可能性があることが5月22日までのまとめでわかりました。
依然、例年を上回るペースで拡大しているようです。
子供に多い夏の感染症
正式には咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)といい、10歳くらいまでの子供に多い急性ウイルス性感染症です。くしゃみやプールの水などを介して咽喉(=のど)や結膜からウィルスが侵入することで感染することが多いとされています。
潜伏期間が1週間ほどあり、発熱によって発症します。
発症すると39~40度くらいの高熱が1週間ほど続きます。扁桃腺炎(へんとうせんえん)を伴って喉(のど)が赤く腫れたり、結膜炎で目が充血して眼脂(めやに)がでたりします。その他、頭痛や寒気、下痢や鼻水などの一般的な風邪の症状を伴うこともあります。
熱が引いた後でも、喉や結膜、便から1ヶ月くらいウィルスが排出されます。感染力の強いウィルスなので、慎重に対応する必要があります。
対症療法で治るのを待ちます
特効薬はこれといってありません。解熱剤などで症状を和らげ、感染を防ぎながら自身の免疫力で自然に治るのを待ちます。食欲不振になることが多いので、脱水症状に注意し、喉を通りやすい柔らかいものと水分を取るようにしましょう。
結膜炎には、眼科で処方される抗生物質の目薬を点眼します。
学校保健法で、おたふく風邪や水疱瘡と同じ「学校伝染病第2種」に指定されているので、熱が下がり、主な症状がなくなっても2日間は学校や幼稚園には行けません。感染しやすいため、手や身体を良く洗い、タオルなどはきちんと分けて使用しましょう。
プールの消毒に用いる塩素濃度が-1.0ppmあればウィルスは1分以内に感染力がなくなるとされていますが、熱で体力が低下しており、おしりの周りに付着した便から経口感染の可能性も考えられます。治ってからも1~2週間くらいはプールを控えたほうが無難です。
予防の基本はやっぱり"うがい、手洗い"
風邪の予防と同様に、日常から手洗い、うがいをしっかりし、プール前後の消毒・洗浄をきちんと行いましょう。プールの後は真水で目を洗い流し、市販の目薬などを点眼しておくのも予防になります。
もっと詳しく... 咽頭結膜熱〔=プール熱〕
(2006.07.01)

