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さまざまな目の病気 > 緑内障

緑内障(りょくないしょう)の概要

最近の調査では40歳以上の17人に1人に緑内障が発見されました。また、そのうちの6割が正常眼圧緑内障だったと報告されました。(日本緑内障学会多治見スタディ
緑内障は、眼圧が上がることで視神経に障害を起こし、視野に異常をきたす病気です。

視神経に障害が起きると網膜で得た情報が脳に伝わらなくなり、視野が欠けてしまいます。さらに進行して視神経全体に障害を受けると、失明してしまいます。

糖尿病網膜症に次いで中高年の失明原因第2位で、年間約2000人が緑内障によって失明しているといわれています。

緑内障の恐ろしいところは、初期の段階では自覚症状に乏しいことが多く、本人が病気に気づかない間に病気が進行していくという点です。治療によって病気の進行を食い止めることはできても、失われた視野は取り戻す事はできないため、早期発見・早期治療が大切な病気の一つです。

しかし、過剰に"緑内障=失明"と考えることはありません。初期の段階で発見し、レーザー治療や薬などの適切な治療で、通常となんら変わりない生活を送っている人はたくさんいます。

40歳を過ぎたら定期的な検査を受けることをお勧めします。

治療
緑内障の治療は、視神経が耐えられる眼圧まで下げて病気の進行を止めることが目標です。一度失ってしまった視野や視力を取り戻すことはできません。

その人の眼にあった目標眼圧を設定し、薬やレーザー、外科的手術などの治療方法で眼圧をコントロールします。

緑内障の原因が他の病気にある場合(続発緑内障)は、そちらの病気の治療を優先しながら眼圧治療を行います。

薬物療法、レーザー治療、外科的手術 などがありますが、緑内障のタイプや眼圧、視野の状態などでどの治療方法を選択するかは異なります。

【緑内障の基本的な治療方針】
開放隅角緑内障薬物療法 → (レーザー線維柱帯形成術) → 外科的手術
正常眼圧緑内障薬物療法 → (レーザー線維柱帯形成術) → 外科的手術
閉塞隅角緑内障
(急性)
薬物で眼圧を下げた後、レーザー虹彩切開術
閉塞隅角緑内障
(慢性)
レーザー虹彩切開術
続発緑内障原因となるほかの病気の治療を優先。適切な眼圧のコントロール方法を選択。

眼圧をコントロールするに薬は継続して使用する必要があります。またレーザー治療や外科的手術をして眼圧が下がっても、その眼圧を維持できているか定期的に検査を受ける必要があり、"緑内障とうまくつきあっていく"という意識が必要だといえます。

だからこそ、通院や点眼薬の回数が減るなどの患者さんへの負担軽減のためにも、できるだけ治療効果が高く、副作用や合併症のリスクが少ない方法を選択することが大切です。

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