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検査と治療法 > 治療法 > 屈折矯正手術

LASEK(ラゼック、ラーゼック)

LASEK(ラゼック、ラーゼック)とは Laser Epithelial Keratomileusis の略で、エキシマレーザーを使った屈折矯正手術の術式の1つです。

薬液(アルコール溶液)を使って厚さ約50ミクロンのフラップ(ふた)を作成するのがLASEK(ラゼック、ラーゼック)の特徴です。

術後にフラップ(ふた)を元にもどすことで角膜の上皮が残されるので、一般的にPRK(ピーアールケー)に比べて痛みが少ないとされています。また薄いフラップ(ふた)を作成するため、角膜厚が不十分でLASIK(レーシック)を受けられなかった人でも手術を受けられる可能性があります。

薬液(アルコール溶液)を浸すことで角膜がふやける(浮腫する)ため、エキシマレーザーの矯正精度をコントロールすることが難しいとされています。

LASEK(ラゼック、ラーゼック)の手術の流れ
【1】麻酔
注射ではなく、点眼(目薬)による麻酔なので痛みはありません。
手術中は器具などが角膜に触れている感覚はありますが、痛みは感じません。
【2】メスで切開し、薬液を満たす
リング状のメスで浅く切開した後、薬液(アルコール溶液)を満たします。
30秒間ほど浸して角膜上皮をはがしやすくします。
【3】角膜上皮を剥離する
薬液で浮いた角膜上皮をフラップ(ふた)状に器具で剥離し、片方に寄せます。(ボーマン膜が露出する)
【4】エキシマレーザー照射
照射する時間は近視の度合いなどにより人それぞれです。(数十秒間)
エキシマレーザーを照射している間は、赤いランプを凝視して眼球を動かさないようにします。
【5】フラップ(ふた)を戻す
角膜上皮のフラップ(ふた)を元の位置に丁寧にもどします。
【6】保護用のコンタクトレンズを装用
角膜表面保護用のコンタクトレンズを装用します。

LASEK(ラゼック、ラーゼック)のメリット・デメリット

  • PRKに比べて眼の痛みは少なく、角膜が薄くてLASIKを受けられない人も適用の可能性がある
  • 角膜実質まで切除してフラップ(ふた)を作成することで神経も切断され、痛覚や触覚が低下する
    = 適切なケアで感染症などに注意
  • 薬液(アルコール溶液)で角膜がふやける(浮腫する)ため、エキシマレーザーの矯正精度をコントロールすることが難しい

よくある疑問、不安

【その1】 フラップ(ふた)はキチンとくっつくの?

フラップ(ふた)と角膜の間の水分による表面張力に加え、角膜の内側にある角膜内皮細胞の働き(ポンプ機能)によって常に内側に向かって吸引されているため、縫合しなくても問題ありません。

むしろ縫合することで眼球に歪みが生じ、乱視が発生するなど術後の視力に影響することがあります。(眼手術すべてにいえることです)

一度吸着したフラップ(ふた)は多少の力が加わっても簡単にズレることはありません。

しかし術後早期に目をこするなど、外部からの強い刺激によってフラップ(ふた)がズレる可能性があるので、就寝時は保護用ゴーグルをするなど医師の指示を守ることが大切です。

万が一ズレてしまった場合は、早急にフラップ(ふた)を適切な位置に戻す必要がありますので、すぐに医師に連絡するようにしてください。

角膜上皮だけを薄く剥離しているLASEKやEpi-LASIKなどの場合、徐々に角膜上皮が再生され1週間程度で新しい上皮に置き換わるとされています。

【その2】 手術中は眼を動かしたらダメ?

緻密な術前検査と手術が術後の視力に影響します。手術中は眼の前にある赤いランプをしっかりと見つめ、眼球を動かさないようにしてください。

とはいえ、人間は緊張すると意識をしなくても多少は眼球が動いてしまうものです。

新しい手術装置には"アイトラッカー"と呼ばれる追尾装置が搭載されています。これにより、瞳孔の動きを自動的に認識して眼球の動きを追尾しながらレーザーを照射します。

また、あまりにも眼球が動いてしまった場合は機械の安全装置により、レーザーの照射がストップします。

「絶対に眼を動かしてはいけないんだ!!」と意識しすぎる必要はありませんが、良好な結果につなげるためにも手術中は眼球を動かさないようにしてください。

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